全館空調は、リフォームで後付けすることは不可能ではありませんので専門の業者に相談することがおすすめされています。全館空調の後付けは、エアコン本体の交換と比較して工期も費用もかかるのが一般的で、空調の効率を一定に保つためには住宅の気密性や断熱性の基準をクリアしているのが条件になります。全館空調の後付けを希望している場合は、まずお住まいの断熱性を専門スタッフにチェックしてもらいましょう。断熱性の条件を満たしていない場合は、全館空調のリフォームを行う前に断熱工事が必要になる場合もあります。特に、住宅の築年数が古くて気密性が低い住宅の場合は、外壁や内壁の補強工事も必要となります。マンションの場合は、全館空調の導入の承認を得るためには管理会社に相談しなければなりませんので注意が必要です。本体の設置費用は約100万円からですが、後付けする際は建物の築年数や気密性、断熱性の補強工事が必要な場合は追加で費用が必要になるでしょう。