新築の二世帯住宅を注文住宅で建てる場合、始めに行なうのが土地探しです。
注文住宅は分譲住宅とは違い、土地を自分で探さなければいけません。
土地次第で建てられる二世帯住宅も変わってくるので、最初の段階でありながら非常に重要なポイントとなっています。
土地探しのポイントは、まず住みたいエリアを決めなければいけません。
一般的な家庭の場合なら、通勤の利便性や子どもの通学などエリアに求める条件が比較的少ないので、それほど苦労することはありません。
しかし、二世帯住宅の場合は親世帯の希望も聞きながら、住みたいエリアを決めていく必要があります。
そのため一般的な土地探しに比べると、難しくなっています。
お互いが納得したエリアに注文住宅を新築するためにも、コミュニケーションを密に取りながら決めていきましょう。
住みたいエリアが決まったら、実際に土地を探します。
土地を探すときは、新築する注文住宅の設計を任せる不動産会社や工務店と一緒に探すと良いでしょう。
希望するエリアにある不動産会社や工務店は、そのエリアの土地について豊富な情報を持っています。
独自に探すよりも効率的に探せるので、土地探しで苦労することもありません。
また、設計を任せる不動産会社や工務店が一緒だと、間取りなどを実現できる土地かその場で判断できます。
日本の土地は、それぞれで建蔽率や用途地域が違い、土地を購入しても希望どおり建てられないこともあります。
こうしたトラブルを避けるためにも、土地に詳しいアドバイザーと一緒に探すのがおすすめです。
また、土地の形状によっても、建てられる新築物件の間取りは変わってきます。
土地の形状だけでなく、道路に面している方角なども間取りで大きな制約を受ける原因です。
特に二世帯住宅の場合は、狭すぎたり形状が複雑だったりすると、実現不可能なこともあります。
考えている間取りを実現できるのかといった点からも、設計を任せる不動産会社や工務店と一緒に探した方がベストとされています。
新築の二世帯住宅を建てるときの土地探しは、このように家族間のコミュニケーション、土地や設計に関する知識が豊富なアドバイザーの存在がポイントです。
ですから、二世帯の注文住宅で失敗しないためには、ポイントに気をつけながら土地は探すと良いでしょう。
親世帯も子世帯も納得できる土地を購入することができれば、難しいとされる二世帯住宅で満足できる可能性は高くなります。