新築住宅の購入には地盤調査が欠かせない

今年は4月に熊本で大きな地震がありました。それまでは、大きな地震はこないと思われていたところです。また10月には、鳥取でも震度6クラスの揺れが起きてしまいました。今から新築で住宅を建てる計画がある人には、地盤の調査が欠かせません。以前は活断層の無い地盤は安全といわれていましたが、そうともいいきれなくなっています。というのも、活断層は地震のあとにできる現象だからです。では、どうすればいいのでしょうか。ひとつの方法が、過去の地震の記録を調べることです。地震には周期があり、大きな振動があった場所が時代を超えて再び揺れたことがあります。別の方法は、水のある場所の近くを避け、岩場などの固い地盤を探すことです。水辺の近くは砂や土など、やわらかい地面になりやすいためです。揺れやすいだけでなく、大雨のときには洪水や土砂災害の危険も高まります。リバーサイドの新築マンションなどは人気がありますが、このようなリスクにも注意しましょう。そのほかの方法として、古地図を調べるというものがあります。昔の地名はその土地の特徴を表していることが多いので、どのような危険があるかをある程度知ることができます。

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