日本は地震が多い地域なので立地環境に関わらず建物の耐震性には気を配る必要があります。特に住宅物件は複数の世代に渡って住み続ける場なので、耐震設計に基づいて建てられていることが重要です。新築住宅は新しい基準に基づいた耐震設計で建てられているので耐久性が高く、安全に暮らすことが出来る利点があります。その一方で年月が経過すると経年劣化で建材や設備に傷みが生じてしまうので、定期的に状態を確認したうえで必要に応じて補強を行うなど、安全確保に注意を払うように心がけます。一般的な新築住宅は新しい耐震基準に沿って建てられていますが、入居者の要望に基づいて建てられる注文住宅は使用されている建材によっては強度が低いケースがあります。そのため、建築が終わった後になってから補強工事が必要になる可能性があるので、設計の段階で入念な打ち合わせを行い、建物の強度を保つことが安全に暮らせる終の棲家を建てるための条件です。